環境情報科学論文集
Vol.38(2024年度 環境情報科学研究発表大会)
会議情報

研究論文
日本全国の太陽光発電施設と導入ポテンシャルの空間分布のギャップの分析
*芳賀 智宏*増田 惟吹*東出 天舞音*三井 健矢*堀 啓子*松村 悠子*山口 容平*松井 孝典*石濱 史子*臼田 裕一郎*橋本 禅
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 141-147

詳細
抄録
脱炭素の実現に向けて保全や地域社会とコンフリクトを生じない太陽光発電の導入を促進する必要がある.本研究では,再生可能エネルギーの導入拡大に向けて,太陽光発電のポテンシャルと実際の導入量の空間分布のギャップを明らかにすることを目的とした.結果からは,全国の発電ポテンシャルがあるメッシュ(500m)の98.5%では導入が進んでいないことが明らかになった.導入済みのメッシュでは,REPOSで推計されたポテンシャルの1.9倍の設備容量が導入されていた.ポテンシャルがゼロと推計されているメッシュに導入された設備容量のうち45.0%は森林を開発して建設されたものであった.考察では今後各地で進む促進区域の設定の際の留意点を議論した.
著者関連情報
© 2024 (一社)環境情報科学センター
前の記事 次の記事
feedback
Top