抄録
福島県における出力1MW以上の太陽光発電を対象とし,その建設に伴う植生改変に着目して,地理情報システム(GIS)を用いて航空写真と植生図を分析した。その結果,次のような点が明らかになった。1)農耕地,二次林,背丈の低い二次草原の面積が大きく,これら3つで全体の74.8%を占めた。2)原子力被災11市町村では,農耕地の改変面積の割合が76.3%と高かった。3)太陽光発電施設の建設の規制に関する条例を施行していた7市町村では,条例無しの市町村に比べて農耕地を中心とする人為的な植生改変面積の割合が高かった。