抄録
マイクロプラスチック(以下,MP)による生態系や人体への影響が懸念されている。本研究はMPのリスク認知構造を放射線のそれと比較することを目的とし,質問票調査から得られた400件の回答を用いて共分散構造分析を実施した。MPに関する分析の結果,多くの情報に接触している,もしくは,情報源を信頼しているほどMP問題への関心が高く,それらの人はMPに対するリスク認知が高い傾向にあることが明らかとなった。放射線については,その有用性と被害の制御困難さの認識がリスク認知に影響を与えていたが,関心からリスク認知への影響は確認されなかった。