抄録
森林資源を利用した地域循環システム(LCS)の出口設計として,小型木質バイオマス熱電供給(CHP)の熱供給とマッチングする熱需要について,熱需要エクセルギー(Ex)を求め,投入された木質燃料化学ExからEx利用率を用いて評価した。1年間のCHP発電量,総合熱供給量と,温泉施設へのCHP熱供給量,灯油ボイラー熱供給量,入浴者数,外気温を実測した結果,電力の接続制限と夜間CHP熱未利用,営業時間前立ち上げ時の高い加熱負荷で,CHP熱利用率と化石燃料削減率が低くなった。夜間にもCHP熱を利用して浴槽を温水貯蔵として活用し,立ち上げ時の化石燃料を削減し,Ex利用率を高めることができた。