抄録
公園緑地の活性化に向けて,民間事業者や子育て世代,外国人観光客など,多様な主体による連携・協働が推進されているが,日常的に公園緑地を利用する犬連れ利用者の実態は,十分に明らかにされていない。本研究では,京都御苑における犬連れ利用者および一般利用者のコミュニケーションや消費行動に関するアンケート調査を実施した。その結果,犬連れ利用者は,一般利用者よりも他者とのコミュニケーションが活発であり,消費金額は少額ながら,訪問頻度の高さから,地域消費に寄与している可能性が示唆された。これらの結果を踏まえ,公園緑地の活性化施策において,他の多様な主体とともに,犬連れ利用者の特性を考慮されることが期待される。