抄録
本稿では,大学関係者が関与するCSAに対する大学生の評価や支払意思額に関する分析を行った。その結果,CSAの認知や経験は低い水準にとどまったものの,大学関係者が関与するCSAに対して前向きな評価をした回答者が多数を占めた。CVMの分析からは,居住地や通学頻度,農業への関心,CSAの具体的な活動内容等が大学関係者が関与するCSAに対する支払行動を特徴付ける結果が得られ,また,支払意思額の推定結果は我が国で行われているCSAの価格設定と同程度の水準となった。これらの結果は,大学・地域連携へのCSAの導入可能性を示唆するものといえる。