抄録
わが国の中山間地域では高齢化・過疎化に伴い,地域コミュニティが弱体化している。同時に,情報技術の進歩に伴い,同期的なオフラインコミュニケーションに加えて,非同期的なオンラインコミュニケーションやオンライン上でのグループ形成も可能となった。本研究では,中山間地域のなかでも,外的支援によるICT(Information and Communication Technology)導入が行われていない集落を対象とし,地域住民同士でのオンライングループの活用状況を調査した。結果,地域組織に所属する住民を中心にオンライングループの活用が確認された。また,地域住民間のオンラインコミュニケーション頻度の向上にオンライングループへの所属が直接つながっていない点も併せて明らかにした。