抄録
本研究では普通ポルトランドセメントを用いたモルタルを対象とし、材齢4週と6ヵ月の20℃水中養生後に温・湿度の条件を変化させた環境変化養生(乾燥または乾湿繰返し、水中養生)を行った場合の細孔構造の変化および耐凍害性について検討を行った。50℃の高温乾燥および乾湿繰返しの環境変化養生により細孔構造が粗大になり40~2000nmの細孔量が増大することが明らかとなった、また、モルタル中の40~2000nmの細孔量が増加するにしたがい耐凍害性は大きく低下した。細孔構造を詳細に解析した結果、環境変化養生によってインクボトル型細孔が増加していることが明らかとなり、耐凍害性の低下の原因となっている可能性があることを明らかにした。