抄録
普通コンクリートと比表面積の大きい高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートについて2℃気中設置でのニオイセンサによる供試体内部のニオイ強度および圧縮強度を比較した。また、標準養生と2℃気中設置のニオイ強度との差をニオイ強度差と定義した場合、ニオイ強度差を用いて低温下での養生効果を比較可能であることを示した。次に、冬期に屋外設置を開始した場合、冬期屋外設置前の湿潤養生(20℃水中養生)期間が長いほどニオイ強度差は低下して圧縮強度は増加することを示した。最後に、材齢14日のニオイ強度差と冬期に屋外設置した材齢180日の圧縮強度の関係を示して、冬期屋外設置前の湿潤養生期間を14日とすれば高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートと普通コンクリートの材齢180日の圧縮強度は同程度となることを示した。