コンクリートの品質確保のために単位水量の管理が要求されている。エアメータ法は、試験方法が簡便で所要時間も短いなどの利点があるが、従来の方法では推定精度が問題になっていた。これを改善するため、測定手順の追加と新たな推定式による単位水量推定方法を提案した。推定式は試験時のサンプリング誤差を補正でき、製造時の計量誤差によって計画調合とは異なったコンクリートでも単位水量を推定できることを特徴としている。また、提案した方法によって従来のエアメータ法よりも高い精度で単位水量を推定できることを、室内実験や現場実験を行って確認した。