目標スランプ、水セメント比および骨材の種類が異なる6種類のコンクリ-トを利用し、乾燥収縮ひずみを測定した。埋込みゲ-ジによる乾燥収縮ひずみは、ひずみゲ-ジによるそれに比べ安定した測定結果が得られた。埋込みゲ-ジによる収縮ひずみは、ひずみゲ-ジのそれより約55μ大きくなった。粗骨材に石灰石使用コンクリ-トの収縮ひずみは、単位水量および粗骨材容積量との関係が他種の骨材使用コンクリ-トの場合と大きく異なった。そこで、単位水量から石灰石粗骨材容積量8%を減じた容積量は、6種類の収縮ひずみと高い相関関係が認められた。さらに、石灰石粗骨材容積量のみ1.1倍した容積量は、6種類の収縮ひずみと高い相関関係が認められた。