セメント・コンクリート論文集
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セメント化学
XRDリートベルト法を適用したビーライトの水和反応解析
川上 博行名和 豊春胡桃澤 清文湊 大輔
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2009 年 63 巻 1 号 p. 35-42

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抄録
ビーライトの水和反応に影響を及ぼす要因を明らかにするために、XRDリートベルト法を用いてセメントの水和率を定量した。まずエーライト量の異なるセメントのビーライト水和反応を定量した結果、ビーライトの水和反応はエーライト量が多いほど長期で抑制されることが確認できた。続いて養生温度を変えてα-C2S、β-C2Sの水和率を定量した結果、α-C2Sの水和反応からは明確な温度依存性が確認できず、β-C2Sの水和反応は温度依存性が高いことが確認できた。また高水比セメントスラリー中のシリケート相の水和率を定量した結果、エーライトの水和反応は誘導期が消滅し水和率が80%程度で頭打ちになったが、β-C2Sの水和反応には大きな変化が見られなかった。
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© 一般社団法人セメント協会
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