住友大阪セメント株式会社 セメント・コンクリート研究所
2012 年 66 巻 1 号 p. 346-352
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現行では5%以下となっている普通ポルトランドセメントの少量混合成分を15%まで増加した場合のコンクリートの諸性状を検討した。石灰石微粉末と高炉スラグ微粉末を15%まで混合した混合成分増量セメントは、コンクリートの打設温度、養生温度が変化しても、流動性、強度発現は普通ポルトランドセメントと同等であった。混合成分増量セメントは、普通ポルトランドセメントに比べて中性化抵抗性はやや劣り、塩化物イオン拡散係数は石灰石微粉末のみを増加した場合はほぼ同等となり、高炉スラグ微粉末を増加した場合は小さくなった。
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