高炉スラグ細骨材(BFS)を用いたコンクリートについて、ブリーディングの大きいコンクリートに対して効果的と考えられる打込み後の再振動及び透水型枠の使用が耐凍害性に及ぼす影響について検討した。実験により、透水型枠を使用することで、コンクリート内部の気泡に影響を与えていたブリーディングが減少するため、内部の気泡組織が粗大化しないこと、余剰水の排出により組織の緻密化を図れることがわかった。また、BFSを用いたコンクリートに30~90分の間で再振動を行うと組織は緻密化するが耐凍害性は低下し、これは気泡間隔係数だけでは説明できないという結果を得た。