本研究ではW/C50~35%程度の比較的高い強度を有する改質フライアッシュ(CfFA)コンクリートの特性の把握を目的に実験を行った。その結果、材齢28日のCfFA強度寄与率k値は単位セメント量の増加に伴い大きくなり本実験の範囲で0.2~0.7程度であること、簡易断熱養生時の温度上昇はCfFAコンクリートの強度増進に効果的であること、材齢28日強度が同等となるように調合設定したCfFAコンクリートの場合にS値は0N/mm2に設定できる可能性があること、CfFAコンクリートの乾燥収縮ひずみは同じW/Cで比較すると若干減少する傾向にあること、自己収縮ひずみはほぼ同等であることがわかった。