2016 年 70 巻 1 号 p. 557-563
コンクリート塊から再生骨材を製造する際に発生する微粉末がアルカリ性であることを利用し、その微粉末から回収した再生微粉末をアルカリ刺激剤に適用した高炉スラグ─セッコウ系結合材の強度発現におよぼす結合材の配合、養生温度の影響を検討した。その結果、再生微粉末を用いた高炉スラグ─セッコウ系結合材モルタルの圧縮強度は、配合比の影響、高炉スラグや再生微粉末の種類の影響を大きく受けることが明らかになった。さらに再生微粉末由来の水酸化カルシウム量の少ない結合材を用いたモルタルでは養生温度が高いほど圧縮強度が増加する傾向であったが、水酸化カルシウム量の多い結合材を用いたモルタルでは逆の傾向が認められた。