2016 年 70 巻 1 号 p. 564-571
ポーラスモルタル(POM)の音響材料としての設計法の構築に資するため、細骨材種類を廃発泡スチロール減容骨材、天然ゼオライトおよび砕砂の3種類で、試験体厚さを15、30、45mmの3水準でそれぞれ変化させ、これら因子がPOMの吸音特性に及ぼす影響について実験的検討を行った。その結果として、適切な細骨材を用いることによりPOMの厚さを増すことなく比較的良好な吸音特性を確保できることが実験的に示された。また、POMの基礎的力学特性を調べるため、各種POMの圧縮特性についても併せて測定し、ポーラスコンクリートを対象とした既往の圧縮特性推定式と本実験データとの対応性について考察を加えた。