2017 年 71 巻 1 号 p. 532-539
本研究は、凍結防止剤散布下におけるASRと疲労の複合作用を受けたRC床版の補修方法を検討するものである。実物大RC床版を模擬した供試体に対し、ASR促進養生と輪荷重走行試験を行い、疲労限界に達した後に、ラテックス改質速硬コンクリート(LMC)を用いた部分打替えを施し、再度輪荷重走行試験を行うことで、その補修効果を評価した。その結果、疲労限界時の等価繰返し走行回数を比較すると、補修後は補修前の178倍となり、耐疲労性の向上を確認した。LMCはラテックス混和により引張強度や付着強度などの力学性能が高くなっており、耐疲労性が向上したと考えられた。