本研究は、RCはりのたわみが支間の1/400になるまで荷重を載荷し、応力履歴を与えた後に鋼板筋を配置してPCM増厚補強したRCはりの耐荷力および補強効果について検証した。その結果、ひび割れ補修後、展張筋または格子筋を配置したRCはりは、無補強RCはりに対してそれぞれ1.61倍、1.59倍に耐荷力が向上した。また、未損傷RCはりに展張筋または格子筋を配置し、PCM増厚補強した供試体と同等な耐荷力が得られた。よって、ひび割れ損傷を受けたRCはりを補修し、本提案した展張筋または格子筋を配置し、接着剤塗布型PCM増厚補強する方法は、応力履歴を受けたRCはりの補強法として有効であるという結果が得られた。