粗骨材には、表乾密度は再生骨材M、吸水率は再生骨材Lに相当する低度処理再生粗骨材を用い、細骨材には高炉スラグ(BFS1.2およびBFS5)を用いたコンクリートの施工性能と耐久性について、水セメント比47%とした配合条件のコンクリートを製造し検討した。その結果、BFS5の混和によるブリーディング量の増大は、低度処理再生粗骨材との併用によって0.1cm3/cm2以下に抑えることができた。また、間隙通過性は高炉スラグ細骨材を混和した場合に良好となった。また、圧縮強度は普通骨材のみを使用したコンクリートと比べて低くなったが、凍結融解抵抗性は十分な性能を有することが検証できた。