セメント・コンクリート論文集
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耐久性
フレッシュ時の加圧が硬化モルタルのスケーリング抵抗性に及ぼす影響
田中舘 悠登羽原 俊祐小山田 哲也五十嵐 数馬
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2018 年 72 巻 1 号 p. 233-239

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抄録

ポンプ圧送によるスケーリング抵抗性の低下を明らかにするため、フレッシュ時に一時的に加圧を行ったモルタルのスケーリング抵抗性について検討した。加圧によりスケーリング抵抗性が低下する結果となった。特に加圧圧力が0.4MPaの場合でスケーリング抵抗性の低下が顕著となった。このことは、耐凍害性に有効な150μm以下の気泡が加圧により減少し、空気量の低下及び気泡間隔係数の増加により起こる。エントレインドエアと中空微小球を併用した場合では、エントレインドエア単独に比べ、加圧によるスケーリング抵抗性の低下は小さい結果となった。中空微小球の使用により、加圧による80μm以下の空気量の低下が小さいためと考えられる。

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