本研究では、2009年より日本各地に曝露し、経時的な耐久性を評価中のフライアッシュ(FA)コンクリート供試体を用いて、FAのポゾラン反応率と耐久性の関係について整理した。曝露供試体中のFAのポゾラン反応率は、曝露試験と同じFAを用いた模擬ペーストの解析に基づき、積算温度から間接的に推定した。その結果、FAのポゾラン反応率は、基準温度を13℃とした場合の積算温度と良い関係があり、この関係を用いて推定したポゾラン反応率と中性化速度係数の経時変化には良い相関関係が認められた。また、海洋環境に曝露した供試体では遮塩性に関する解析を加えており、FAコンクリートでは中性化を受けた場合にも、高い遮塩性を有することを明らかにした。