2018 年 72 巻 1 号 p. 293-299
スラリー充填繊維コンクリート(SIFCON)の力学特性を維持しながらマトリックスの収縮量低減および材料製造に伴う環境負荷低減を図ることを目的に、小粒径の細骨材を対結合材質量比で40~80%含有し、尚且つ単位セメント量の50%を高炉スラグ微粉末で置換した高流動グラウト材を試作するとともに、これを適用したSIFCONの圧縮および曲げ特性について実験的検討を行った。その結果、適切な材料および調合を選定することにより、マトリックスに細骨材を混入した場合であっても良好なグラウト充填性とペースト調合の場合と同等の力学特性を有するSIFCONが得られることが実験的に示された。