セメント・コンクリート論文集
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セメント系新材料
少量混合成分を増量したセメントの水和に及ぼす分散剤少量添加の影響
松澤 一輝植田 由紀子相川 豊坂井 悦郎
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2018 年 72 巻 1 号 p. 404-411

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抄録

セメントペーストに少量のポリカルボン酸系分散剤を添加し、混合材増量に伴うセメントの反応性低下を補う事が可能か検討した。10mass%の混合材を内割り混合したセメント(BFS10%系、FA10%系、LSP10%系)に対し0.02-0.03mass%の分散剤を添加すると、混合材種類によるが7日積算発熱量は約2.5%増大し、現行OPC相当の組成(BFS5%系、FA5%系、LSP4%系)と同等の発熱量に達した。LSP混合で粘性は低下し、FA混合では粘性は増大する傾向だが分散剤の効果が著しく損なわれる事は無く、0.02mass%程度という極少量の分散剤でも粘性の低下が見られた。友澤モデルに基づく水和シミュレーションの結果、分散剤添加に伴う発熱量増大は、水和物層における水の拡散係数の増大によると推察された。

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© 一般社団法人セメント協会
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