軽量気泡コンクリート(ALC)はトバモライトを主要構成鉱物とする建築材料であるが、これをゾノトライト系とした場合、より熱収縮特性に優れた建築材料となる可能性がある。しかし、ALC同様に気泡を有して、セメントを主原料としたゾノトライトの水熱合成方法は確立されていない。本研究では、ゾノトライト系軽量硬化体の水熱合成条件の検討と、基礎性状の把握を目的とした。その結果、CaO/SiO2モル比1.0配合における生成を確認し、210℃および230℃の養生とした場合、養生時間増加に伴いゾノトライトへと転移する傾向を得た。また、ゾノトライトの生成量増加に伴い圧縮強度は低下し、乾燥収縮は低減される傾向を得た。