新市場創造型標準化制度によりJIS化されることが決定した火山ガラス微粉末について、粉末度と置換率が強度発現に及ぼす影響をモルタル実験により検証した。BET比表面積と圧縮強度には高い相関が認められ、置換率20%程度までは比表面積に応じて材齢4週まで基準モルタルと同程度の強度増進を示すが材齢13週で特に強度発現性能が認められた。置換率20%以上とすると、粉末度が小さい場合には材齢1週の強度が低下するものの、材齢13週では基準モルタル以上の圧縮強度を示した。BET比表面積15m2/gでは材齢1週から13週まで置換率30%以下でいずれも基準モルタル以上の圧縮強度となった。