2019 年 73 巻 1 号 p. 471-477
本研究ではPC圧着工法を用いたプレキャストRCスラブの構造性能を調べることを目的に、既存工法の一体型試験体との比較でPC棒鋼を用いたアンボンド圧着工法による2分割RCスラブ試験体の曲げ性状について実験的検討を行った。その結果として、PC圧着工法では曲げひび割れ発生荷重の大きな増加や除荷による残留変位も非常に小さく、ひび割れ制御性や高復元性による損傷制御効果にすぐれていることが分かった。また、プレストレス力有効率を考慮したプレストレス力を圧縮軸力に置き換えた曲げ解析により、実験結果に対して安全側の終局曲げ耐力を算定できることが確認された。