東京工業大学 物質理工学院材料系(〒152-8552東京都目黒区大岡山2-12-1)
東京大学 大学院工学系研究科建築学専攻(〒113-8656東京都文京区本郷7-3-1)
2020 年 74 巻 1 号 p. 171-177
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粒度分布および水セメント比を考慮したセメントペーストについて空隙の体積分布を考慮し、空隙に水分が充満してセメントペーストが水和反応を起こした場合の空隙の体積変化の幾何学的な考察およびそれに基づく数値解析を行った。その結果、水分を含む空隙の体積分布は水和反応が進むにつれ、計算上では分布面積の減少に伴い体積分布がより小さい粒径側にシフトする様子も捉えることができた。この結果を系の空隙率に換算すると、水セメント比0.4以上において実測値とよく整合することが確認された。
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