2020 年 74 巻 1 号 p. 193-200
粗骨材粒径がポーラスコンクリートの曲げ強度と圧縮強度および割裂引張強度の関係に及ぼす影響について実験的に検討した。粗骨材粒径が大きいほど曲げ強度は小さく、圧縮強度および割裂引張強度は大きくなる傾向がみられ、粗骨材粒径の影響は曲げ強度とその他の強度で異なった。このことに起因して、曲げ強度とその他の強度の関係には粗骨材粒径による相違が生じた。また、曲げ強度とその他の強度の関係は、粗骨材粒径の影響を考慮した累乗関数で近似することが可能であることを示した。供試体の表面形状の測定結果から、粗骨材粒径が曲げ強度に及ぼす影響はせき板効果による供試体の有効高さの減少が一因と考えられた。