早期脱型によるかぶりコンクリート品質の性能評価技術の基礎的検討として、モルタルに対して異なる3つの脱型材齢に対して、セメントの水和反応、平衡相対湿度、含水率の空間分布に関する分析を行った。セメントの水和により比表面積が変化することから、水和変化も含む脱型材齢ごとのみかけの相対湿度─含水率関係においては、脱型時の水和率の高いものほど含水率が大きい傾向を示した。その上で、水分の逸散によって生ずるセメントの反応速度の停滞現象を定量的に評価する目的で、水和反応速度モデルを前提に、細孔溶液の化学ポテンシャルに依存する反応速度比を最小2乗近似によって定量する手法を提案し、得られた結果について考察した。