2022 年 76 巻 1 号 p. 193-201
高炉スラグ(BFS)高含有セメントの強度発現性は、セメント(OPC)の配合量によって大きく変化することが知られる。本研究では、セメントの配合量を変えたBFS高含有セメントについて、その強度発現性に及ぼすせっこう(Gyp)と亜硝酸カルシウム(CN)の併用効果を検討した。その結果、OPC1~3%でGyp15%+CN2%添加、およびOPC30~50%でGyp1%+CN2%添加としたBFS高含有セメントが、OPCや高炉セメントB種と同等以上の強度を得られることがわかった。また、OPC配合量でGypとCNの強度増進効果が異なるため、これらの最適化によるBFS高含有セメントの強度制御の方向性を提案することができた。