セメント・コンクリート論文集
Online ISSN : 2187-3313
Print ISSN : 0916-3182
ISSN-L : 0916-3182
コンクリートの試験・評価
気泡周りの領域分割とセメントペースト─気泡近接性評価式により推定される保護範囲の比較
大山 和哉五十嵐 心一
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 76 巻 1 号 p. 211-219

詳細
抄録

気泡を点過程とみなして、周囲のディリクレ分割による各分割領域を各気泡が凍害からの保護を担う領域と見なしたモデルを提案した。このとき、気泡のランダム分布による保護領域の変化をシミュレーションにより推定し、提案モデルにて得られる保護に関する距離特性値と既往のセメントペースト─気泡近接性評価モデルの距離特性値を比較した。その結果、提案モデルにより推定される気泡間距離に依存した保護能の距離と既往のモデルの距離は、それぞれの定義に対応した整合性を示した。また、一般的な気泡間隔係数の推奨値は、ランダムな空間分布構造を有する気泡系にて、1つの気泡が保護を期待される最大範囲に相当することが確認された。

著者関連情報
© 一般社団法人セメント協会
前の記事 次の記事
feedback
Top