2022 年 76 巻 1 号 p. 238-244
アルカリ含有量の高い石炭ガス化スラグ細骨材(CGS)のアルカリシリカ反応性への影響について評価するために、高いアルカリシリカ反応性を有する粗骨材とアルカリ含有量の高いCGSを併用したコンクリートのアルカリシリカ反応性を検証した。その結果、アルカリ総量3.0kg/m3となるようにNaOHを添加したコンクリートプリズム試験において、CGSを併用したコンクリートは、CGSを用いないコンクリートに比べて、膨張が早期に誘発されるとともに、材齢1年まで膨張量が上回った。その原因は、CGSからのアルカリ溶出により、アルカリ反応性骨材のアルカリシリカ反応が誘発されたことによる。