2022 年 76 巻 1 号 p. 333-341
本研究では、高炉セメントB種をベースセメントとし、メタカオリン含有人工ポゾラン(MKP)を混和材に用いたコンクリートを対象とした。養生方法を標準水中養生および脱型後気中養生の2種類とし、材齢1ヶ月、6ヶ月および1年における物質透過性の評価を行った。標準水中養生を継続した場合、MKPの混和による空隙径の小径化、塩化物イオン拡散係数の減少、水分浸透速度係数の減少が認められ、物質移動抵抗性が向上した。また、配合、養生方法、材齢の違いによらず、塩化物イオン拡散係数と表面電気抵抗率との間には相関が認められた。