2022 年 76 巻 1 号 p. 324-332
電波を吸収し熱に変換することで雪を融かす融雪用発熱モルタルブロックシステムには、歩行による曲げ荷重に耐える広帯域電波吸収体が求められる。ここで、電気炉酸化スラグと発泡スチロールビーズを骨材としたモルタルは硬化前に加振することで流動し、広帯域電波吸収体となる。本研究では、水セメント比と高性能AE減水剤の添加量を変更することで強度と流動性を調整し、曲げ強度基準を満たす広帯域電波吸収体の調合を検討する。これにより、測定の範囲内において、同じ水セメント比では、反射減衰量はピークが生じる場合を除いて高性能AE減水剤添加量が増えるほど高くなり、いずれの調合においても曲げ強度の基準を満たすと明らかにした。