2022 年 76 巻 1 号 p. 372-378
本研究では、1辺が8mmの小片を用いた凍結融解試験法によるコンクリートのスケーリング抵抗性評価の適用性を検討した。はじめにASTM C 672法と同一なモルタルを用いて比較を行い、両試験には相関関係があり、結果を同等に評価できる定量的指標を構築した。つぎに、ASTM C 672法をコンクリートで、小片凍結融解試験を単独で練り混ぜたモルタルでそれぞれの評価を行い、小片凍結融解試験のみによる予測の可能性を検証した。単純比較ではそれぞれの結果は相違した。ただし、コンクリートと同等の気泡組織を持つ小片モルタルであれば単独で練り混ぜたモルタルの結果を用いてASTM法の評価と同等の評価が可能であることが明らかとなった。