2022 年 76 巻 1 号 p. 494-502
炭酸化させたペーストの固定二酸化炭素量を計測するために、無機炭素分析機(クーロメーター)を用いた測定手法に関する検討を行った。クーロメーターは使用実績、使用施設が少ないため、試薬を用いた信頼性評価及び供試体を用いた使用方法の検討を併せて行った。その結果、クーロメーターによる炭素の分析では3回試験を行い、平均値を算出すれば誤差±2%に収まることが分かった。さらに、部分炭酸化させたペーストに対してクーロメーター、熱分析、X線回折を使用し、固定二酸化炭素量分布を分析した。その結果、中性化深さ周辺でも最大固定量の約半分の二酸化炭素を固定しており、未中性化領域でも二酸化炭素を固定していることが分かった。