セメント・コンクリート論文集
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環境・リサイクル
C-A-S-Hとゼオライトの混相中におけるC-A-S-H生成領域の評価
神村 幸弥斎藤 豪鈴木 一帆佐伯 竜彦
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2022 年 76 巻 1 号 p. 485-493

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抄録

本研究では、アルミノケイ酸カルシウム水和物(C-A-S-H)とゼオライトの混合物中における境界条件の解明を目的とし、異なるSi/Al比とCa/Si比で生成した水和物に対してX線回折(XRD)測定、フーリエ変換赤外分光光度(FT-IR)測定、固体核磁気共鳴(固体NMR)測定を行った。その結果、系内のAl量が多い場合、Si/Al組成比の大きいゼオライトがCa添加後も生成し、反応初期にC-A-S-Hを生成し、反応日数を経るごとにゼオライトの生成量が増加することが確認できた。一方系内のAl量が少ない場合は、Ca/Si比0.1のように系内のCa量が少ない場合でもC-A-S-Hが主要相となる事が確認できた。さらに、FT-IRの結果からC-A-S-Hの生成挙動や、Ca/Si比とC-A-S-HのAl置換率の関係性について解明できる可能性が示された。

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