2022 年 76 巻 1 号 p. 570-575
放射性廃棄物処分施設に適用するセメント系材料としては、低アルカリ性セメントが望ましいと考えられる。低アルカリ性セメントのひとつとして検討されている高フライアッシュ含有シリカフュームセメント(HFSC)について、低アルカリ性・圧縮強度・経済性の観点から、普通ポルトランドセメント(OPC)、シリカフューム(SF)、フライアッシュ(FA)の最適な配合を検討した。その結果、本研究の範囲において、OPC:SF:FA=36~40:12~16:44~48の範囲が候補であることが分かり、従来のHFSCの基本配合と同等の低アルカリ性セメントとしての要求性能を維持しつつ、SF量を低減した経済的にメリットのある配合を示すことができた。