セメント・コンクリート論文集
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耐久性
混和材によるDEF膨張の抑制とペースト組織の微視的および化学的特徴
吉田 夏樹澁井 雄斗
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2023 年 77 巻 1 号 p. 326-334

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抄録

エトリンガイトの遅延生成(DEF)の抑制対策として、フライアッシュ(FA)および高炉スラグ微粉末(BFS)の有効性が報告されている。本研究では、EPMAで取得した多点の面分析データを解析し、エトリンガイト(Ett)およびモノサルフェート(Ms)の分布状況を可視化した。DEF膨張したセメント系では、内部C-S-Hと外部C-S-Hの境界にEttが点在していた。FA混和系は内部C-S-H周囲にEttは認められず、多くのFA粒子内にMsやEttが生成した。FA粒子に硫酸イオンが消費される効果が加わり、膨張は抑制されると推察した。BFS混和系はMsが安定的に生成し、膨張に寄与するEttは認められなかった。

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