2025 年 78 巻 1 号 p. 314-322
本研究では、締固めを必要とする高流動コンクリートの材料分離および流動性の現象の理解、物理的要因を把握することを目的に検討を行った。その結果、材料分離抵抗性は「モルタルと粗骨材の密度差」および「振動下のモルタルの塑性粘度」が要因であり、「モルタルと粗骨材の密度差」と粗骨材量比率の近似式の傾きaは「振動下のモルタルの塑性粘度」と相関があることを把握できた。流動性は「コンクリートに占める流動に寄与するモルタル量」が主な要因であり、粗骨材の物性およびモルタルの配合によって拘束モルタル厚さや流動に寄与するモルタル量が異なることを把握できた。