抄録
静岡県奨励4品種について,一番茶新芽の生育,硬化,成分に関する特性を‘やぶきた’と比較した。開葉速度は,速い順に‘つゆひかり>おくひかり>やぶきた≒山の息吹>香駿’となる傾向が示された。硬化パターンおよび葉位別硬化度には明瞭な品種間差異がみられ,同一葉期で比較すると,摘採適期前後 (4〜5葉期) の硬化度は低い順に,‘つゆひかり<香駿<やぶきた<山の息吹<おくひかり’となった。生育ステージの進展や摘芽重の増加に伴う新芽の全窒素含有率の低下程度および同一摘芽重または生育ステージでの全窒素含有率には品種間差異がみられた。‘やぶきた’と比較すると‘つゆひかり’は摘採期の全窒素含有率が高く低下速度が緩慢であった。