抄録
時系列の平均を求める新たな方法を提案し,一番茶芽の生長データ(出開度,芽重,芽長,葉数)のプロセス解析を行った。従来作況報告などに見られる時系列の平均は,単純にある暦日の複数のデータの平均値を順次計算したものであった。今回提案の方法では,ロジスティック曲線に適合するデータ群を変曲点の時間軸の値の平均値に位相合わせを行い,更にデータ点数による重みづけをした最小二乗法で全体の系列を平均化しようとするものである。この手法によって求められた平均時系列により,実際の生長の予測や,異なる指標間の推定が可能となった。