複雑性尿路感染症に対するbalofloxacinの臨床的検討

抄録

Balofloxacinの複雑性尿路感染症に対する臨床的検討を行い以下の結果を得た。
1) 対象12例において, 主治医判定では著効7例, 有効1例, 無効4例であり, UTI薬効評価基準合致例は11例で, 著効6例, 有効2例, 無効3例で, 総合有効率は72.7%であった。
2) 細菌学的には15株中11株 (73.3%) が除菌された。
3) 副作用および臨床検査値異常は認められなかった。