日本化学療法学会雑誌
Online ISSN : 1884-5886
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外科領域感染症に対するbalofloxacinの臨床的検討
納賀 克彦
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1995 年 43 巻 Supplement5 号 p. 613-616

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抄録
新しく開発されたニューキノロン系抗菌薬balofloxacinを外科領域感染症13例 (皮下膿瘍4例, 創感染4例, 感染性粉瘤2例, 胸壁膿瘍, 肛門周囲膿瘍, リンパ節炎各1例) に投与した結果, 有効率92.3%(12/13), 細菌消失率100%(13/13) の成績を得た。本剤投与によると思われる副作用は認められず, 臨床検査値の異常変動は1例にGOT, LDHおよびビリルビン (直接, 間接) の上昇が認められた。
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© 社団法人日本化学療法学会
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