日本化学療法学会雑誌
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Clindamycinが有効であったChlamydia pneumoniae肺炎の1症例
二木 芳人河端 聡窪田 好史佐々木 隆宮下 修行小橋 吉博岸本 寿男中島 正光松島 敏春
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1996 年 44 巻 9 号 p. 761-764

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抄録

78歳男子のChlaznydia pneumoniae肪炎例に, 当初嫌気性菌感染症を疑って投与されたClindamycin (CLDM) がきわめて有効であった。CLDMは細胞性移行に優れ, C. pneumoniaeに対するMICも1μg/mlであり, 十分クラミジア呼吸器感染症に対する臨床的有用性の期待できる薬剤の1つであると考えられた。

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