近畿大学教職教育部
さぬき市雨滝自然科学館
2020 年 72 巻 4 号 p. 141-152
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本研究では,“雨滝湖成層”産花粉・胞子化石の分類に関する教材化を目的に,花粉・胞子化石の大きさ,外形,孔や溝の配置等に着目した分類法を構築した.本法を用いて大学生を対象に分類させた結果,62%以上の正解率をあげることができた.本実践の結果からは,花粉・胞子化石の分類において大きさや外形,孔や溝の特徴を分類の基準にすることの有効性が示された.一方,グリセリンで封入されたプレパラートを用いた観察の場合は,観察方向が限定されていることから,特徴が捉えづらい場合があることも明らかとなった.
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