日本畜産学会報
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一般論文(原著)
パワースペクトル解析(最大エントロピー法)による牛血漿中成長ホルモンおよびプロラクチン分泌リズム解析方法の検討
小木野 瑞奈松浦 晶央山崎 淳入交 眞巳櫛引 史郎新宮 博行粕谷 悦子甫立 孝一
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2012 年 83 巻 1 号 p. 35-46

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抄録
パワースペクトル解析における最大エントロピー法(MEM)によるホルモン分泌リズム解析時の適切な測定条件を検討した.ウシ血漿中成長ホルモン(GH)およびプロラクチン(PRL)濃度の測定データを用いて同季節,同個体内の異なるサンプリング間隔および次数におけるMEM検出周期を比較した.その結果,GHやPRLのように短時間の周期(ウルトラディアンリズム)と長時間の周期(あるいはサーカディアンリズム)が同時に存在するホルモンの分泌リズムを解析する場合には,15分間隔など短いサンプリング間隔の測定値で解析し,次数を上げて短時間の周期と同時に長時間周期の検出も検討する手段が最適であるが,30分間隔の測定値で解析した場合でも15分間隔の測定値で解析した場合とほぼ同様の結果が得られること,15時間以上の長時間の周期を含むリズムを検討する場合には,30時間以上の連続したサンプリングが必要であることが分かった.
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© 2012 公益社団法人 日本畜産学会
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