日本畜産学会報
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一般論文(原著)
兵庫県黒毛和種肥育集団における経済形質関連遺伝子の効果
大倉 一輝秋山 敬孝吉田 恵実福島 護之岩本 英治岡 章生松本 大和笹崎 晋史大山 憲二万年 英之
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2013 年 84 巻 2 号 p. 157-162

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抄録
本研究では,兵庫県黒毛和種肥育集団の個体539頭を用い,SCD, SREBP-1, FASN, EDG-1, F11, MC1R, CW-2の遺伝子頻度を求め,脂肪酸組成および枝肉格付形質に対する遺伝子効果を調査した.優良アリル頻度はSCDで0.960,SREBP-1で0.322,FASNで0.910,EDG-1で0.265,F11で0.623,MC1Rで0.464,CW-2で0.007であった.SCD, SREBP-1, FASN, EDG-1では脂肪酸組成に,MC1Rでは枝肉重量に対し効果が認められた.SCDではAアリル,SREBP-1ではLアリルに不飽和脂肪酸を増加する効果が認められた.MC1RではED/ED遺伝子型において枝肉重量が大きい効果が認められた.経済形質関連遺伝子の遺伝子頻度や効果の大きさは集団ごとに異なるため,全国の黒毛和種の改良に大きく寄与した兵庫県集団での調査結果は有益な情報だろう.
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© 2013 公益社団法人 日本畜産学会
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