日本畜産学会報
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一般論文(原著)
ミトコンドリアDNAを用いた東南アジア在来ヤギにおける遺伝的多様性解析
加藤 大樹高橋 絢子松本 大和笹崎 晋史Md. Omar FARUQUEJoseph S. MASANGKAY野村 こう高橋 幸水天野 卓山本 義雄並河 鷹夫万年 英之
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2013 年 84 巻 2 号 p. 149-155

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抄録
バングラデシュ在来ヤギ53個体とフィリピン在来ヤギ30個体におけるmtDNA D-loop HVI領域の塩基配列を決定し,DNAデータバンクにあるアジア在来ヤギの情報を加え,A,Bハプログループの起源について考察を行った.バングラデシュとフィリピン在来ヤギではそれぞれ25および5ハプロタイプに分類され,AおよびBハプログループから構成されていた.両国の在来ヤギのBハプログループにおける塩基置換率は,それぞれ0.0009と0.0006であり,極めて低い多様性を示した.また家畜化起源を推測するため,中東からの地理的距離と塩基置換率の相関を調べた.Aハプログループにおける順位相関係数はr=-0.7200であり有意な負の相関を示した(p=0.0469).一方,Bハプログループにおいては有意な相関を得られなかった(p=0.7782).この結果は,ヤギのAハプログループの起源が中東である仮説を支持していたが,Bハプログループの起源に関しては不明確であった.
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© 2013 公益社団法人 日本畜産学会
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